「あの…二人とも同じクラスですよね?」 「「はい…」」 頭に“?”が浮かぶ俺たち。 「どちらが売り上げに貢献したか、で決めたらどうです?」 外部の方の分の票ということで。と付け足して。 「あ―…そういうのってどうやって計算するんですかね…」 橋本がまじめな顔で司会者に尋ねた。 「それなら私、分かります!」 司会者の代わりに答えたのは、舞台の端の方にいた、出場している女子だった。 「良かった―!じゃあお願いします」