「改めまして!」 ピーーーーーーーーン… マイクの音が響いてまた静かになる。 ふう… 「二年の佐倉真基です。えっと…まずは、遅れてしまいすみませんでした!」 ペコッと頭を下げる。 つられてゆめも 「すみませんでした!」 と言って頭を下げた。 顔を上げると、なぜか今まで気にならなかった全校生徒の視線が 俺に刺さっているように感じてしまう。 なんだこの怖さ… つい怖じ気づいてしまいそうになる。