「…ゆめ…」
可愛すぎて綺麗すぎて、誰なのかと思った。
「すごく格好いいよ!その衣装どこから持ってきたの?」
「クラスの女子が“着ろ”って持ってきた。…ゆめもすごく綺麗だよ。」
思わずその頬に触れて、唇にキスしようとしたけど、これから舞台に上がるのに、せっかくのメイクを崩すわけにもいかない。
そっと髪に触れて、柔らかなそれに口づけした。
「まっまき!」
照れて顔を赤くするゆめは、頬に乗せられたチークよりも赤い。
「ふ…可愛い」
自然と顔がゆるむ。
「行こう」
髪に触れるくらいに優しく手を取った。

