スキで何が悪い!?【完】






…───



体育館に一番近い階段にさしかかると、前からドレスを着た女子が走ってきた。



そのドレスは、西洋絵画から出てきたような、床につきそうなくらい長い裾に、くびれと胸が強調されたものだった。



艶やかな黒くて長い髪は、毛先に行くにつれクルッと巻かれていて揺れている。



思わず足を止めて見とれていると、女子は俺に気づくと


「まき!」


と名前を呼んだ。