…───
〈これより、秋桜祭を始めたいと思います!〉
〈それでは皆さん!張り切って自分達のクラスにせいを尽くしてください!〉
《以上!解散!》
実行委員長と生徒会長の言葉によって、開会式が閉会され、体育館の出口に向かって人が流れていく。
ドキ…ドキ…
ヤバい…もう心臓が。
美男美女コンテストは後夜祭の前で秋桜祭の一番最後のイベントなのに、すでに緊張で体がガッチガチ。
やっぱり、優勝なんか出来るわけなくね?
「なにしてんだよ佐倉?早く行くぞ。」
「あ…あぁ…」
人が流れていく中で一人立ち止まり、もんもんと考えていると、橋本が俺の無駄な思考を止めてくれた。

