「…こないで。」 振り向くことなく拒絶する君。 「ゆめ…俺「何も言わないで。」 ぐさっ さすがに二回目の拒絶は痛い。 しゃべることもだめなんて… 「…分かってるの。仕方ないことだよ。私はずっとまきから逃げてたんだから…」 ず… 鼻をすすった音がした。 「なのに…悲しくて悔しくて。“仕方ない”って笑っていえない自分が…すごく嫌なの…」 また鼻をすする。