とっさにゆめを引き寄せて抱きしめた。 何も痛くないように。 でも落ちても1メートルくらい。 そのときの俺らには高いかもしんないけど。 「う゛っ!!」 背中を打ちつけて痛い。 ゆめの分の重さもあるし… 俺の腕の中から出てきて 「まき!だいじょうぶ!?」 心配して俺のために顔を歪めてくれた。 それだけで痛くなくなった。 「あれ?ここ……すごく、きれい…」―――――