「ゆめ…なんでこんなところで?恥ずかしかったろ?」 抱きしめたまま耳元で囁いた。 「うん…だけど…2人きりになることなんて、帰り道だけだし、道じゃいろんな人に、見られちゃうから…」 そっか。 もう噂が広まってる学校ならいっそ怖くない。 そんなことを思っていると ふと、人の気配が無いことに気づく。 キョロキョロしても、誰も通らない。 静かだ…