「帰るんでしょー?」 パッと視線を外して、顔が赤いまま 「あ、うん。ごめん」 荷物を取りに原の元へ戻っていった。 原はゆめに何か話しながら俺の方をチラチラ見てはニヤけている。 そんなにおもしろいのかな? …俺って… “じゃーね”という声が聞こえて、ゆめが戻ってきた。 「行こっ」 いそいそと先に行ってしまう。 歩幅は俺の方が広いから、すぐに追いつく。 「なぁ…ゆめ「しゃべっちゃだめっ」 し―っ!とまた言われる。