「やだ」 腕に力を込めて再び抱き寄せると、簡単に腕に収まった。 一瞬目が合うとプイッとそらしてしまう。 耳まで真っ赤だ。 そっと 耳に息を吹きかけようと顔を近づけると 「…まき…」 「ん?」 「すごく見られてる…」