ゆめが今どんな顔しているのか分からない。 でも、ゆめの心臓の音も俺の心臓の音も速くて、ドキドキしているのがよく分かる。 「うん…ゆめは?」 「私は…」 ドクドクドクドク… 「私は…!!」 バッ! いきなりゆめが離れて、俺と向き合った。 「…まきのこと…好きだよ…」 目をそらしながら言った。 どことなく目が赤くて 声が震えてる。