ペンキで上から塗り固めただけのことで、ゆめへの募った思いをかき消せるわけ無かったんだ…! 「…俺が甘かったんだ。どうしようもならない思いをなんとかして消そうなんて…できる訳ないのに…。」 酷いことをしてしまった…。 「別れよう」 「え…?」 彼女の顔が見られない。 今どんな顔をしているんだろう。 こんな最低な男に恋をしてしまって絶望しただろうか。