プラチナブルーの夏

久しぶりに電車に乗って、カナの家とあたしの家の

真ん中にある駅前で待ち合わせをした。

「わぁーい♪やったぁミズキだ~~!!

久しぶりぃ~~!!☆☆☆」
 
目が合った瞬間ニコニコと笑いながら駆け寄って来て、

あたしに抱きついたカナに初めは戸惑ったけれど、

同時に微かな懐かしさが蘇り、なんだかほんの少しだけふわりと胸が

柔らかくなった。