しかし、トモロウはそこにいなかった。
「あれ…?」
とりあえず、迷ったけれど勝手に『鍵』を外して
ダンボールの敷き物の上にお邪魔するあたし。
暫くの間そこに座って待ってみたけれど、トモロウは一向に現れない。
もしかして、またどっかに仕事しに行ってるのかなぁ……
その可能性は充分ありえる。
やっぱり今日はどこかへお仕事に行ってるんだろうな。
そしてきっと帰りは夜になるんだろうな…。
そう思い仕方なく、一人でシャーベットを食べ始めた。
おいしかったけれど、もうかなり溶けていた。
ゴミ箱を探すためふと周りを見渡すと、それらしい四角い箱があった。
が、覗くとそこにはなぜか、小さな茶色いうさぎのぬいぐるみが
ポツンと入っていた。
(…なんで?ぬいぐるみなんて…)
持ってるんだろう?あの人は。
手にとってみるとそれはクタクタの柔らかいタオル地で出来ている、
黒い目とバッテンに刺繍された口をしたかわいいぬいぐるみだった。
路上、とはいえ人の家に勝手に入り込みそこにあるものに触れるのは
絶対に失礼だとは思ったけど…あまりに不思議でついまじまじ見つめた。
そして、とにかくまた四角い箱の中に元通りしまった。
「あれ…?」
とりあえず、迷ったけれど勝手に『鍵』を外して
ダンボールの敷き物の上にお邪魔するあたし。
暫くの間そこに座って待ってみたけれど、トモロウは一向に現れない。
もしかして、またどっかに仕事しに行ってるのかなぁ……
その可能性は充分ありえる。
やっぱり今日はどこかへお仕事に行ってるんだろうな。
そしてきっと帰りは夜になるんだろうな…。
そう思い仕方なく、一人でシャーベットを食べ始めた。
おいしかったけれど、もうかなり溶けていた。
ゴミ箱を探すためふと周りを見渡すと、それらしい四角い箱があった。
が、覗くとそこにはなぜか、小さな茶色いうさぎのぬいぐるみが
ポツンと入っていた。
(…なんで?ぬいぐるみなんて…)
持ってるんだろう?あの人は。
手にとってみるとそれはクタクタの柔らかいタオル地で出来ている、
黒い目とバッテンに刺繍された口をしたかわいいぬいぐるみだった。
路上、とはいえ人の家に勝手に入り込みそこにあるものに触れるのは
絶対に失礼だとは思ったけど…あまりに不思議でついまじまじ見つめた。
そして、とにかくまた四角い箱の中に元通りしまった。


