君に届かないI・LOVE・YOU





今までまともに清向バスケ部の試合とか見たことなかったし、
最近じゃ大和のバスケも全然見てない。




やっぱり、マネージャーやればよかったかな…

でも、向いてないと思ったんだよね。

それに、競争率も高かったし。



「じゃ、行ってきます。」


「いってらっしゃい」



学校に用があるとかで、午後からもお兄ちゃんは学校に向かった。







ソファによりかかかって、適当にテレビをつける。



でも、なぜか頭の中に思い浮かぶのは、

バスケをしているまだ幼い大和の姿だった…。