「本当に限界になったら俺に言え。
その時はどうにかしてやる。」



「うん…」



大和はずるいよ…


そうやってまた私を惚れさせる。

そのくせ、それには気づかない。



大和は知らないでしょ?

私がどれくらい大和のこと大好きか。


クラスが同じになるたびに、また隣だ、って喜んでることも、

クラスが違っても、いつも家をでる大和を見てたことも、


全部、知らないでしょ?




だから、そんな風に優しく笑えるんだよ…。