君に届かないI・LOVE・YOU





「桜、お客さん。」


「私に?」


次の日の学校。

昨日ほどではないけど、花咲君の人気は変わらない。



朝学校に行けば、
体育館の入口は女の子でいっぱいだし、
1年生の階にも女の子はいっぱいだし、


なにより…


「桜先輩、おはようございます。」


「おはよう…どうしたの?」


「今日もお昼、ご一緒したいなと思いまして。」




「「「「きゃーー!!」」」」

「ちょ水流崎さん、花咲君とどうゆう関係なの!?」



そう、なによりも、花咲君の周りにいる女の子が多すぎて…