君に届かないI・LOVE・YOU




「ありがとう。」



どんな子なんだろう?

お兄ちゃんが認めるくらいの天才君。



「桜!あれ。」


窓から下を見て、伊織の指さす方を見る。

そこには…


「小さい…」


160くらいしかなさそうな、茶髪で青いエナメルを背負った男の子。


…あの子が?


「桜、身長より顔を見なさいよ!」


そう伊織に怒られて、今度はその子の顔を見る。



「…かっこいい?」


「なんで疑問なのよ!」


整ってる、とでもいうのかも。



ここからじゃよくわからないけど。