「騒ぐのはあんたたちの勝手だけど、もっと周りの迷惑考えた方がいいよ？」
「ごめんなさい…。だけど、ずっと気になってたんだけど都末君にとって、水流崎さんって何？」
「桜？桜は大切な幼馴染。それ以外の何でもない。」
そうだよ………。
私は大和の幼馴染で、
それ以上でも…、もちろんそれ以下でもない…
そんなこと分かってる。
でも、今までとは違う。
前はそれでも良いって思ってた。
他の子より近くにいるから、って思ってた。
だけど幼馴染だからって、一線ひかれた。
私は大和の彼女になれない。
そして彼女候補にも、なれない…。
今まで幼馴染でいいって思ってた。
ずっと、これからもそうだと思ってた。
だけど、違うんだ。
幼馴染みは絶対彼女になんてなれない。
だったら、私は大和と幼馴染み止めたい……。
