こんな光景初めて見た。 あっ、でも席なら… 大和が席に着いてからまた声をかけてみる。 けど… 「ちょっと邪魔!」 「痛っ…」 大和の周りの女の子たちに吹っ飛ばされた。 あーもう! 大和と話したいならもう少し周りに迷惑をかけない方法をとってよ… いたたた…と腰をさすっていると、上から手が伸びてきた。 「桜、平気?」 「大和……、気づいてたんだ。」 「あー、まぁそりゃ。」 伸びてきた大和の手に手を重ねると、凄い力で引っ張られる。