君に届かないI・LOVE・YOU







「お前今、すげー失礼なこと考えてただろ。」


「………そんなことないよ?

でも大和には言っておくから。」



お兄ちゃんになんか言われなくたって、どうにかするんだからっ!


「……お、おう。頑張れ。」


「あ!明日からは一緒に帰らないからね。」



家に着いたところで、私はドアを開ける。

明日からは伊織と帰るんだから。



お兄ちゃんが入ってくる前にドアを閉めたら…

「ちょ何閉めてんだよ。」


ってちょっと不機嫌な顔して入ってきた。


「いつもいじめられてる妹からささやかなお返しです!」


ふん、ざまーみろっ!