君に届かないI・LOVE・YOU






「桜ー!起きろー」


「んー?」


もう、朝…?



……。

………じゃない!学校だ!
私、相当深い眠りに落ちてた!?


「やっと起きたか、帰るぞ。」



目の前にはお兄ちゃん。

じゃあさっきのもお兄ちゃんだったのかな?



夢か現実か分からない曖昧とした記憶。



「お兄ちゃんいつからいたの?」


「今さっききたばっか。」


「そっか。」



お兄ちゃんなわけないよね。

絶対頭なでたりしないもん。