君に届かないI・LOVE・YOU




夏輝SIDE




あーあ、俺相当嫌われてんな。

勝手にアメリカ行ったのが悪かった?


でも、せっかくスカウトされたんだ、行かなきゃ損だろ?




脳内は愛しの桜とバスケのことばかり。

そんな頭で屋上のドアを開ける。




「やっぱここにいたか。」


「夏輝さん。どうしたんすか?」



しれっとしやがってこんにゃろー

…誰がてめぇの才能見出したと思ってんだよ!

しかも?
俺の桜の愛情100%もらってるくせに…