君に届かないI・LOVE・YOU






春。

高校二年生になる私。


水流崎桜[つるさき*さくら]





「桜〜!」



席に座ってる私に向かって教室のドアから走ってくるのは

親友とも呼べるの諏訪伊織[すわ*いおり]。





――ギュウゥ


「伊織、苦しい…」




いつものことだけど


やっぱり伊織に抱きしめられるのは辛い。



伊織は外見によらず力が強いから

そのうち絶対潰される……