君に届かないI・LOVE・YOU






「桜おはよー!」


「おはよ、伊織。」



伊織は今日も朝から元気です。


「昨日は大丈夫だった?」


「うん。」



お兄ちゃんに襲われかけましたが…。

あれはあれで、お兄ちゃんだからいいよね。って、勝手に割り切ってる。


実際何の害もなかったし。



でも、伊織にはお兄ちゃんが帰ってきたことは伝えておこう。

いざというとき助けてもらえるかもしれない。