「先輩、俺、もっといい男になりますから。
大和よりも、絶対に。
で、桜先輩みたいに素敵な人を見つけるんです。」
「日向くん……?」
「ずっと言いたかったんです。
……先輩に会えて良かったって。
プレゼント本当にありがとうございました!
今度アメリカまで俺たちのバスケ見に来てください。高校の時よりも上手くなってますから。
今度はアメリカで会いましょう…!
お邪魔しました。夏輝、帰るよ!」
言いたいことだけを言って、逃げるように部屋を出た。
……ヤバい。超恥ずかしいこと言ったよ、俺。
何言ってんだよ、バカかよ…!
あーもー最悪!!
「えっ…ちょっおい!!せっかく来たんだから……!」
「さっさと帰ってください。」
「いや、ここ俺んちだし!」
「お兄ちゃん、日向くんによろしく伝えておいてね!今度は遊びに行くからって。」
「……はぁ。分かったよ。お前らも仲良くな。じゃあまた。大和は1か月後。」
「はい。」
部屋の中からそんな会話が聞こえてきて尚更顔が熱くなる。
……余計なこと言うんじゃ無かった。
「帰るぞ、日向」
「夏輝…わざと?」
「なにが。」
「ここに連れてきたの。わざとだろ。」
「……まぁ、偶然ではないな。」
「バカ……
それから、ありがと……!」
照れ臭くて目を見ては言えなかったけれど、なんだかんだ夏輝には凄く感謝してるんだ。
これでも。


