君に届かないI・LOVE・YOU





次の日




「行ってきまーす。」


いつものように家を出ると

相変わらず桜の花は満開だった。



桜の花は好き。
自分の名前と同じ花なのと、大和と出会うきっかけにもなった花だから。




けど、隣の大和の家は人気がない。


朝練のある大和はもちろん、おばさんもおじさんも、朝早くから仕事でいないから。







青い空を見上げて、私は家の門を開けた。