君に届かないI・LOVE・YOU





「よし、日向、上あがんぞ。」



「はーい。」




階段を登った先に部屋が4つ。
そのうちの一番右側にある部屋に入る。


どうやら夏輝の部屋らしい。

雑誌とかが置いてある木製の机に、それと同じ木製のイス

カーテンは薄い青色をして、外の光が入りやすい

あとは、本棚とベッドの簡素な部屋。
シンプルって言った方が良いのかも。


別に汚いわけじゃなくて、いやむしろ綺麗?





「………あ、でも使ってないのか。」


部屋を十分に評価してから思う。

アメリカにいて使わないはずなのに、汚れてる方がおかしい。


綺麗なのは当然か。



「日向、独り言言ってると禿げるぞ。」


「勝手に言ってろ。」



「やーん、日向くん言葉が汚いぞ☆」



「………早く大和の写真見せてよ。」



もうこんな気持ち悪い奴に付き合ってらんない。


うーん、この間まではこんなに酷くなかったはずだけど………


やっぱり実家に帰るとテンション上がるものなのかな。




………いや、夏輝だけか。





「まぁまぁそう急かすなって。えーっとアルバムアルバム……」



部屋の一角にある本棚の一番下の段を探す夏輝


あれー?とかここにあったはず……とか言ってるのは、まぁ、気にしない。