その温もりが気持ちよくなって、瞼がだんだん重くなってきた。
寝ちゃダメだってわかってるけど、それにはあらがえなくて
「おやすみ、桜。」って言う大和の言葉と同時に私は眠りに落ちていった。
今やっと分かった気がする。
いつか学校でお兄ちゃんを待ってたあの日、私の頭をなでてくれたのはきっと大和。
それに、あの時の私の涙が今につながるのなら、やっぱり諦めなくてよかった。
ーー私の思いに気づいてくれてありがとう。
これからはずっと一緒だから
ずっと大和の隣で笑ってるから
絶対、絶対幸せにしてよね……
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