君に届かないI・LOVE・YOU





「どこでもいいよ!適当に周ろ!!」


「そうだな。時間はいっぱいあることだし。」


笑いながら、いろんなところを回る。

きっと、大和がアメリカに行く前にデートするのはこれが最後。


だからできるだけ楽しい思い出を残しておきたい。



「桜、ここよっていい?」


「うん、いいけど…?」


大和は一つのお店の前で足を止める。

そこは、きらきら光るアクセがいっぱいあるアクセサリーショップ。



「可愛い…!」


「桜好きだろ?こうゆう店。」


「うん!!」


大和、私のためにわざわざ寄ってくれたんだ…