「ごめん…。 大和がアメリカ行くの、わかったから…今はこうさせて…」 大和にギュッと抱き付いて、零れ落ちてくる涙をふいて。 今が現実だということを確かめた。 大和も抱きしめ返してくれて、嬉しかった。 けど、同じくらい寂しかった。 「駅前の、ショッピングモールは行こうな。 約束だから。」 「うん。」 大和はいつも優しい。 優しすぎるから離れられない。 私も、そろそろ大和離れしなきゃいけないのにね…