君に届かないI・LOVE・YOU











どれくらい寝てたんだろう。


起きてみると、そこはいつも寝ているベットの上だった。



日は高く昇っていて、多分もう昼くらい。



…だれが運んでくれたのかは分からないけど、

昨日のことは鮮明に覚えてる。



いまでもまだ、泣きそう…



そんなことをぼけーっと考えてると、コンコンと部屋がノックされる。



「桜入るぞ。」


「お兄ちゃん。その恰好なに?」


「学校行って帰ってきた。これからまた向かうけど。」


「そうなの?」


「そうなの。桜はしっかり休んでろよ。」


「う、うん。」