君に届かないI・LOVE・YOU







「よし、えらいよ桜。じゃ、戻ろっか。」




「うん。」





笑おう!



笑って過ごすんだ。








「お待たせー」



「ごめんなさい。」



「良かった、間に合って。

これから乗るみたいだよ。」





間に合ってよかった…。



置いてけぼりとか嫌だし。





「沖縄なんて初めてだからなー夕凪、案内しろよ。」




「いや、自分でルートぐらい確認しろって。」





飛行機の座席だってもちろん班ごとで、前の席に大和がいたけど


それでも普通でいれたのは、伊織と夕凪君のおかげかな。





いつか、二人に恩返しができればいいけど。