かわいい王子VS鈍感な姫


「わかってないみたいだな。良平はいつも一緒にいるんだからわかるだろ?」


「はい。」


良平…!?


俺のすごい力って…何?


「セッターのボールのあげ具合とか…そういうのですよね?」


「その通りだ。スパイクやブロックは確かに身長がある方が有利だけど、スパイクがちゃんと打てるのはセッターのボールをあげる高さや位置とかがいいからなんだよ。」


「七海のあげるボールはスパイクを打つのにいいボールなんだよ。しかも、毎回。中学の時よりセッターの力がかなり磨かれてるよ。」


「七海!自信を持て。自信を持つことは絶対プラスになるんだ。」


自信…。


俺のバレーに欠けていたものだ。


バレーは楽しいけど、心のどこかで身長が低いからって…身長が高いやつには劣るって…思っていたんだ。