かわいい王子VS鈍感な姫


実力を伸ばしたい…!


俺は明日からの練習がすごく楽しみになった。


「七海!」


練習が終わり郁と良平と帰ろうとした時、五十嵐部長に呼ばれた。


「五十嵐部長!何ですか?」


「七海は成長期はきたか?」


「いえ。小学生からずっと同じ伸びです。」


俺はずっとちょっとずつしか伸びていない。


「もしかしたら、高校で伸びるタイプかもな…。まぁ、試しに毎日牛乳飲んでみよう。」


「ぎゅ…牛乳ですか?」


実は牛乳は俺の嫌いなものトップ5に入る。


「嫌い…なんだな?」


「う…はい…。」


嫌いだけど…身長を伸ばす手助けにちょっとでもなれば…

「頑張ります!できることはしたいです!」


「そうか!中身は男らしいな。」


『中身は』って…。


「七海、頑張れよ!」


「はい!」


こうして、俺と牛乳の戦いが始まったのであった。