かわいい王子VS鈍感な姫

『各クラス1列、名簿順で並んでください。』


俺は1年1組の列の方へ行き、自分の場所に並ぶ。


「七海くん、おはよ!」


前にいる雫が後ろを振り向き言った。


「おはよ。いよいよ本番だな!走る時、緊張しそう…。」


「…七海くんでも緊張するんだ~!なんか意外!」


…おいおい!


俺はロボットとかじゃないからな?


「人間なんだから緊張くらいするに決まってんだろ?」


「そうだけど…入学生代表の時とか普通だったでしょ?」


…そういえば…


「あの時は突然すぎて、逆に緊張しなかったな。あれとこれとは別だよ、別!」


「そっか~。でも大丈夫だよ!練習いっぱいしたでしょ?」


リレーに出る俺たち7人は、何度か集まってバトンパスの練習や実践練習をやった。


「…だよな!」


雫と話していると先生がマイクで言った。


『それでは開会式を始めます。…』


開会式は校長先生の話、準備体操、選手宣誓などがあった。