かわいい王子VS鈍感な姫

「体育祭は好きなんですよ!」


俺は満面の笑みで言った。


「そうなの~?頑張ってね!特にリレー!!」


「あ…はい。リレーは足引っ張ると思いますけどね。」


「大丈夫だよ!七海ならな。」


…良平!


「井川くん、大丈夫ってどういうこと?」


そうだよ!


俺なら大丈夫ってどういうこと?


「七海はさぁ、50mは確かに遅くはないけど速くもない。でも100mとか200mは速いと思うぞ?」


へ…?


「は…速くないって!」


「いや、自分では気付いてないと思うけど50mをすぎてからの加速がすごいんだよ。短距離型じゃなくて中距離型なんだな…七海は。」


そうだったんだ…。


全然気付いてなかった…。


100mのタイムとか測ったことないし…。


「井川くんは森くんをよく見てるわね~!それなら、リレーは200mだしちょうどいいじゃない♪」


「だから大丈夫なんです。…だろ?七海?」


もし…それが本当なら…


そうかもしれない…。


「…だな!今度みんなで練習しようぜ!」


何事も前向きに考えなきゃな!