かわいい王子VS鈍感な姫

「俺、個人は100mで団体は大縄にしようと思う。大縄って初めてだからやってみたいし。」


良平、大縄かぁ。


「そういえば大縄って初めてだよな。んー、俺も大縄にしよーっと!」


…待てよ。


1種目『以上』だったよな?


じゃあ、大縄も綱引きも出れるんじゃね?


やった!

出れるならそうしよ~!


俺は出れるのか確認するために先生の所にいった。


「柳川先生っ!1種目以上ってことは大縄も綱引きも出ていいんですか?」


俺は出れるという期待の目で見ている。


「森くんはリレーに出るから…他の人に譲ってほしいかな。ごめんね?」


そっか…。


俺は下を向いた。


そんな俺を見て先生は付け加えた。


「あっ、もし2種目出る人が少なかったら出てもいいわよ?」


先生がそう言った瞬間、俺は顔をすばやくあげた。


「本当ですか!?」


「枠が空いてたら…ね?…ふふっ!森くんって体育祭はどうでもよさそうなのに…意外ね。」


意外?


そう見えるんだ…。