かわいい王子VS鈍感な姫

でも、俺は先生の言葉を聞いても平然としている。


なぜかって?


俺は50mのタイムが遅い。


男バレの中でも下の方だ。


中学でもリレーはやったことがない。


「まず男子からね。1人目…井川くん。」


やっぱり!


「2人目…竹本くん。」


あ~、竹本かぁ~!


竹本とは野球部で、中学まで京都にいたらしくクラスで唯一関西弁をしゃべる奴だ。


「3人目…皆川くん。」


隼人!?


俺は自分の前に座っている隼人に話しかけた。


「隼人って…足速かったのか!?」


「速いかはわからないけど、中学の時にサッカーやってたんだ!…あれ?言ってなかったっけ?」


サッカー?


「聞いてない!」


隼人がサッカー…。


そうだったんだ…。


「最後は…」


最後…野球部の野村かな?


「…森くん。」


「ふぇ!?」


俺は予想外のことすぎて、思わず変な声が出てしまった。

お…俺?