「一緒に行くって言ってくれて。」 「俺はただカラオケに行きたいだけだ。」 絶対ウソだ。 銀斗先輩がカラオケに行きたがるわけがない。 助けてくれたんだ。 「それより…永恋。」 「はい?」 「さっき、なんて言ってた?」 「え?」 「俺の好きな人がなんだって?」 「あ゛」