私は蜘蛛をゴミ箱に捨てた。


「翔ー!もう捨てたよー」


「べ、別に蜘蛛なんて怖くねぇし!!」


説得力ないなぁ…笑


クスクス


あ、なんか聞こえる…


クスクス


「あの子また蜘蛛を素手で…クスクス」


教室のドアのところを見ると見覚えのある女の人達。



あー、中心にいる女の人、私を叩いた人か。


でも、私はもう森岡先輩と何にも関係ないのに…



「はぁ…」