「クスクス」 あぁ…なんか聞こえる…。 それは紛れもなく私の教室の外にいる人達で… 「クスクス」 私を見て笑ってる。 「あの子、手づかみで蜘蛛掴んでたわよ。クスクス」 あの人達のせいだな… 「えれ?」 「あっ、すみません和馬先輩」 「どうかしたか?」 「いえ…」 「…………そうか。」