「どうしたのそれ…」 「下駄箱入ってた。」 「え?」 そう。朝、下駄箱を開けたら特大の死んだ蜘蛛が一匹入ってた。 ……どうせ、森岡先輩のファンの人でしょうけど… 「ってか…なんで手で持ってるのよ…」 「……入ってたから?」 「ありえない」 小夏は呆れて行ってしまった。 その後を私はゆっくり歩きながら教室に向かった。