あの日から



――――あ...八神くん。



特別 声をかけるわけじゃないけれど


一日に何度か目が合って。


そして目が合った瞬間だけは

周りの音が何も聞こえなくなって

時間が止まったように感じる。


委員会で一緒になったとき


気づくと八神くんが隣に座っていた。


恥ずかしくて 彼の顔を見上げることはできないけど


すごく心地いい時間。




いつか『好き』て言えればいいのにな。