「......」

「......」


流れる沈黙。



「あの...お茶でも...」

沈黙を破ろうと、立ち上がる。



「いい。てか、病人なんだろ」


う...。


はっきりと言われ、言い返す言葉がなかった。


そういったって、
お客さんに何も出さないのは落ち着かない。


...それに部屋着なんですけど。

髪だってぼさぼさ。


もしかするとよだれなんて...?!



八神くんはソファの上に座っているけど

その前に座るのは気が引けて

あたしは食卓の椅子に座った。



そわそわと落ち着かないあたしは、
目線をいろいろなところへ向ける。