亜矢「言いたくないなら、無理に聞かないよ。けどね、柊貴くんから伝言を預かったわ」 えっ? 私は、その話を聞いてギョッとした。 亜矢から聞いたのは……。 "せんぱい、お昼にじっくりと僕を無視した理由を聞くので逃げないで下さいね。" たぶん今の私の顔は、真っ青になってると思う。 なんで無視したのがバレてるの!? (あんな逃げ方したらねぇ) 亜矢「逃げるかは奈津次第だから。じゃあ、私は伝言伝えたからね」 それだけ言って、自分の席に戻っていった。