奈津「うっ、でも人が通るし…」

そうだよ。

人にキスしてるところ見られたら、恥ずかしすぎて死んじゃうよ。

柊貴「こっちに来て下さい」

私は、柊貴くんに引っ張られた。

連れてこられた場所は、人が通りそうもない……林だった。

コイツぅ!

絶対にこれを狙ってただろう。

柊貴「ここなら良いですよね?」

奈津「学校に遅れちゃうよ?」

私は、少し抵抗をした。

柊貴「大丈夫ですよ」

そう言って、柊貴くんの顔は……どんどん近付いてくる。