【完】SWEETな年下くん


それにしても……男の子の方は、まだ教室を出ていってくれないのかな?

このままだと帰るのが遅くなっちゃうし。

あっ!

良いこと思い付いた。

私がこの告白現場を聞いてたなんて、向こうは知らないから普通に入れば良いのかぁ。

この告白現場は、たまたま見ちゃっただけだもん。

ガラッ

急にドアが開いたからなのか、男の子からの視線が痛い。

えっと〜、どこに置けば良いんだろう?

美菜ちゃんに電話して聞いてみよう。

私は、ケータイを取り出した。

あっ、この学校は緩いからケータイ持ってきても大丈夫なんだよ。