柊貴「まずは、あのときに勝手にキスをしちゃってごめんなさいっ!」 柊貴くんは、深々と頭を下げた。 まさか、謝られるとは思わなかったから私はビックリした。 奈津「良いよ。気にしてないから」 本当は、気にしている。 だって、好きな人とのキスだから。 柊貴「あと、せんぱいに好きな人がいることは知っています。それでも……」 それでも? 私は、柊貴くんの言葉の続きが気になった。