「それにしても、幽霊ってなんかいいねー」 話を持ち込んだ。 「は?」 「だってさ、カケルちゃん以外誰にもあたしの姿が見えないんだよ?どこにいたって、何したってあたしだってわからないんだよ?透明人間になったみたーい」 「いや、もう同じようなやつになっちゃってるから」 ─────ガラ 静かに教室のドアが開いた音がした。